コンビニラブ
2008-03-07
いらっしゃいませ!
深夜のコンビニに響き渡る彼の声。
ポケットにはネームプレート。
長身細身、黒髪の小顔。
向井君は本日も綺麗な営業スマイルを浮かべていた。
他に客はいなかった。
私はいつものように無糖の缶コーヒーとサンドイッチをレジに差し出した。
レシートと釣銭を渡される。
毎日のように繰り返される私と彼とのやりとり。
もう一年くらいになるだろう。
店員と客。
そんなあたりまえのことでさえ、私の胸は高鳴ってしまうのだ。
私が店を出ようとすると彼に呼び止められた。
「あの、俺、今週一杯でここ辞めるんです」
「えっ?」
初めて交わした会話が別れの言葉なのか。
私はひどく動揺していた。
「それで、もう、お客さんとは会えないかもしれないので・・・」
彼はまっすぐに私をみつめ少し照れたように笑った。
「・・・・・・」
「すみません、呼び止めてしまって。なんか、俺、何言ってんだろう・・」
「・・・ああ、ううん、寂しくなる・・」
私はつい本音を吐いてしまっていた。
「本当ですか!」
彼は少し驚いたように私を見て、あわてたようにレジから出てきた。
「あの・・・メ・・メル・・メルアド教えてもらえませんか?」
彼は真っ赤になってブルーの携帯をポケットから出して私に向けた。
私もがちがちに固まってしまいながらも機械仕掛けの人形のように
自分の携帯を彼に差し出していた。
通信完了。お互いのデータが送信された。
彼はすばやくメールを打っている。
すぐに私の着メロがなった。
私はメールを開いた。
【ずっと憧れてました。毎日メールしていいですか。慧】
おそらく私の顔は熟したトマト色に変わっていただろう。
「け・・い君?」
「はい」
私はそのメールに返信した。
【嬉しいよ。俺もずっと君を見てたから・・】
→
好きになったら性別なんてそんなの関係ないですよね。
深夜のコンビニに響き渡る彼の声。
ポケットにはネームプレート。
長身細身、黒髪の小顔。
向井君は本日も綺麗な営業スマイルを浮かべていた。
他に客はいなかった。
私はいつものように無糖の缶コーヒーとサンドイッチをレジに差し出した。
レシートと釣銭を渡される。
毎日のように繰り返される私と彼とのやりとり。
もう一年くらいになるだろう。
店員と客。
そんなあたりまえのことでさえ、私の胸は高鳴ってしまうのだ。
私が店を出ようとすると彼に呼び止められた。
「あの、俺、今週一杯でここ辞めるんです」
「えっ?」
初めて交わした会話が別れの言葉なのか。
私はひどく動揺していた。
「それで、もう、お客さんとは会えないかもしれないので・・・」
彼はまっすぐに私をみつめ少し照れたように笑った。
「・・・・・・」
「すみません、呼び止めてしまって。なんか、俺、何言ってんだろう・・」
「・・・ああ、ううん、寂しくなる・・」
私はつい本音を吐いてしまっていた。
「本当ですか!」
彼は少し驚いたように私を見て、あわてたようにレジから出てきた。
「あの・・・メ・・メル・・メルアド教えてもらえませんか?」
彼は真っ赤になってブルーの携帯をポケットから出して私に向けた。
私もがちがちに固まってしまいながらも機械仕掛けの人形のように
自分の携帯を彼に差し出していた。
通信完了。お互いのデータが送信された。
彼はすばやくメールを打っている。
すぐに私の着メロがなった。
私はメールを開いた。
【ずっと憧れてました。毎日メールしていいですか。慧】
おそらく私の顔は熟したトマト色に変わっていただろう。
「け・・い君?」
「はい」
私はそのメールに返信した。
【嬉しいよ。俺もずっと君を見てたから・・】
→
好きになったら性別なんてそんなの関係ないですよね。
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