キスまでの距離
2008-02-26
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★
日向子 既婚 30代
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★
日常をブレイクしたかった。
ほんの少し刺激がほしかっただけ。
子どもは学校へ。
夫は残業続きの会社。
夫婦の会話もあまりなく
触れ合うことも少なくなった。
お気楽だけれど退屈で思考することもなく
何をするわけでもなく
まったく生産的でもない日々。
その日もいつもと同じように
ぼんやりとPCの前に座った。
サイトをぐるぐると見学してみた。
既婚者同士の出会い
それはどこかへ通じるドアのようで
その文字がキラキラと私には輝いて見えた。
ハンドルネーム、趣味、
うーん、コメントはどうしよう、
どんな人が希望?
そうだなあ、同世代で、あれ??同世代って何歳まで?
優しくて話題豊富な人がいいな
キーボードを叩き私のプロフィールもどきは完成した。
投稿!
こんなことで何かが変わるのだろうか。
ため息をひとつついてみた。
ほんの数分後、一通のメールが届いた。
【はじめまして、ひなさん
これから楽しくメールできたらいいですよね。
既婚の会社員です。
同世代ですね。
平日に休みが取れたりもします。
ちなみに180cmくらいで太っていません。
趣味はギターかな
スポーツも得意だよ】
彼の名前はジンという
★★
その海沿いのホテルの部屋は
絶妙なほの暗さだった。
私の羞恥も抵抗感もいつのまにかなくなっていた。
「そんな目をして俺のこと誘ってる?
こんなふうにキスされて
こんなふうに抱きしめられて
こんなふうに熱く翻弄されて
こんなふうに愛されたかった?」
ジンの唇は私を酔わせ堕落させる。
ジンの声は私を惑わす。
たった1週間で私はジンの腕の中にいるのだ。
★★
ジンからメールが来た翌日に私はカフェテリアでジンと対面していた。
いたずらな瞳で私に優しく笑いかけきれいな指で私の髪に触れる男。
「後悔させないから、
俺がひなのことあたためてあげる」
私の耳元でジンがそう告げた。
そして唇をそっとかすめるだけのキスをされた。
その瞬間ジンに堕ちていくのだと思った。
★★
→
静かに回転を始めた運命の輪
悪魔の囁きは甘く切ない。
日向子 既婚 30代
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★
日常をブレイクしたかった。
ほんの少し刺激がほしかっただけ。
子どもは学校へ。
夫は残業続きの会社。
夫婦の会話もあまりなく
触れ合うことも少なくなった。
お気楽だけれど退屈で思考することもなく
何をするわけでもなく
まったく生産的でもない日々。
その日もいつもと同じように
ぼんやりとPCの前に座った。
サイトをぐるぐると見学してみた。
既婚者同士の出会い
それはどこかへ通じるドアのようで
その文字がキラキラと私には輝いて見えた。
ハンドルネーム、趣味、
うーん、コメントはどうしよう、
どんな人が希望?
そうだなあ、同世代で、あれ??同世代って何歳まで?
優しくて話題豊富な人がいいな
キーボードを叩き私のプロフィールもどきは完成した。
投稿!
こんなことで何かが変わるのだろうか。
ため息をひとつついてみた。
ほんの数分後、一通のメールが届いた。
【はじめまして、ひなさん
これから楽しくメールできたらいいですよね。
既婚の会社員です。
同世代ですね。
平日に休みが取れたりもします。
ちなみに180cmくらいで太っていません。
趣味はギターかな
スポーツも得意だよ】
彼の名前はジンという
★★
その海沿いのホテルの部屋は
絶妙なほの暗さだった。
私の羞恥も抵抗感もいつのまにかなくなっていた。
「そんな目をして俺のこと誘ってる?
こんなふうにキスされて
こんなふうに抱きしめられて
こんなふうに熱く翻弄されて
こんなふうに愛されたかった?」
ジンの唇は私を酔わせ堕落させる。
ジンの声は私を惑わす。
たった1週間で私はジンの腕の中にいるのだ。
★★
ジンからメールが来た翌日に私はカフェテリアでジンと対面していた。
いたずらな瞳で私に優しく笑いかけきれいな指で私の髪に触れる男。
「後悔させないから、
俺がひなのことあたためてあげる」
私の耳元でジンがそう告げた。
そして唇をそっとかすめるだけのキスをされた。
その瞬間ジンに堕ちていくのだと思った。
★★
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